悪目立ちする行動をとってしまった人間は、冷ややかな視線を向けられてしまうことがあります。 例えば、そこらじゅうで叫び暴れまわり、嘔吐をしてしまう酔っ払い。 脇目もふらずに公共猥褻を演じるアベック(死語)。 あらゆるサービスに難癖をつけたがるク…
漢検一級の問題集をちらと見て思いました。完全に趣味の世界だなと。 バラやコウモリが漢字で書けたり、魚偏の漢字が読めたりというのはまだまだ序の口で、本当に難しいのは、無限にあるのではないかと思うくらいの慣用表現(慣用句)だったり、輪廻転生のう…
おはようございます。 今日は「良くもなく悪くもない」という意味の言葉をいくつか取り上げてみました。 良くはなくても悪くないのであれば、いわゆる「普通」というやつなのですが、これらの文言が使用される場面を思い起こしてしみれば…、お世辞や社交辞令…
「密室で濃厚接触」などと聞くとあらぬことを想像しがちですが、まあ無理もないことです。各メディアはそれを面白がって意図的に多用しているように思えます。 誤解を生むからその表現を控えてくれと言えば、あらあら何もおかしなことはありませんよ勝手に変…
記録的な暖冬と報道されていますが、2月を迎えてから気温が低くなることが多くなりました。気象用語で寒の戻りや早春寒波と言われていますね。 2月を如月(きさらぎ)と言いますが、寒さで衣を更に着ることから、「衣更着」とも表記されるそうです。 節分…
おひさしぶりでございます。 お隣の中国では新型肺炎を引き起こすウイルスが蔓延しているようで、大変なことになってますね。 患者が1000人を超えたと先ほどニュースで聞いたのですが、実際のところは公表されている十倍も二十倍も患者数が居ると思われ…
(酒場放浪記ではありません。) 1月13日は成人の日でした。 近年の人口増減について云々語る気はありませんが、今年の新成人は122万人で、前年より3万人減だそうです。これからも暫くは減少の一途をたどるのでしょうか。 今年も御多分に漏れず、新成…
あけましておめでとうございます。 そういえば、「新年あけましておめでとうございます」という表現は、明けるのは旧年であって新年ではないとか、賀詞が重複していて相応しくないなどという意見がよく見られるのですが、広く一般的に使われている決まり文句…
今晩は。年末のご挨拶に一つ記事を書かせて貰おうと思います。 「晦日」という言葉についてでございます。 意味はご存知の通り、月の最終日のことです。そして、年の最後でもある十二月の晦日を大晦日と言います。 大の月は31日、小の月は30日(2月は2…
暦は師走へと移りました。 今年ももう終わりだねという声が聞こえてくる中、ほぼ同時期に話題に上がってくるのは「忘年会」のことでしょう。日時が決まり、会場も押さえられ、出欠を取り始めるころでしょうか。 「忘年会」とは読んで字のごとく、その年の苦…
仰(のっ)けから答えを書いてしまいますが、唐土(中国)、天竺(インド)、日本の三国のことです。 この言葉が使われ始めた時代の”三国一”は、「世界一」と同様の意味がありました。 そうですね。単純に世界一とか宇宙一などと言ってしまうよりも、なにか…
数字を含む故事やことわざを紹介していきたいと思います。 なんと第二弾でございます。 数字を含む故事・ことわざ(その1) 「十人十色」「一石二鳥」「七転び八起き」、 「二階から目薬」「五里霧中」「三つ子の魂百まで」… など、これまでにご自分の言葉…
「夢を持ち歩み続けなさい」みたいな偉人の名言には食傷してしまって全く心に響かなくなりました。 この言葉は、希望、大志、憧れのような前向きな言葉と並列で語られる一方、絵空事、空想、単なる欲求などと同義と捉えられることも多いです。 実は”夢”とい…
同じ発音だけれど意味が異なり互いに区別される単語を同音異義語といいます。 例えば、 ①判断をアヤマる ②素直にアヤマる ―カタカナ部分を漢字で表記せよ などとあった場合、①は誤で②は謝 だとわかります。 「誤る」と「謝る」は同音異義語というわけです。…
誤読の定番、つまり誤った読み方をしてしまいがちな熟語を取り上げてみました。 今回は第一弾で、その2.その3と続くたびに難易度を上げていくつもりです。 読み方と同時に意味も覚えて貰えたらと思います。それではどうぞ。 殺生(せっしょう) 生き物を…
数字を含む故事やことわざを紹介していきたいと思います。 数字が入っていると、捻った喩えというよりは、読んで字のごとくという直截簡明(ちょくせつかんめい)なものが多いといった印象がありますね。 今日の一針、明日の十針(きょうのひとはり、あすの…
” 人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹もでる ” 暴虐の限りを尽くした悪代官が、物語の終盤に圧倒的な力で制圧される…。 お決まりのプロットで人気を博した、幼気(いたいけ)なガキから耄碌(もうろく)ジジイにまで認知度がある『水戸黄門』という時代劇…
自分にも当てはまる欠点なのに、それに気づかず(もしくは棚に上げて)他人の欠点を嘲笑う様子を”目くそ鼻くそを笑う”といいます。有名な表現ですね。 似た意味の諺(ことわざ)に、五十歩百歩、団栗の背競べ、蝙蝠(こうもり)が燕を笑うなどが挙がります。…
こんばんは。 「~冥利(みょうり)に尽きる」という言い回しを聞いたことがあると思います。 その立場にいることによって、大きな恩恵を受けたという意味です。 例えば、役者冥利に尽きると言うと、役者という仕事をやっている身として大変に幸せだという解…
おはようございます。 前回の記事に引き続き、今日も「役に立つかもしれない言葉」を紹介していこうかと思います。 なかなか見かけない言葉であればあるほど、覚えるのが困難だと思います。ですが、一度見聞きした経験さえあれば、再度目にした時に「この言…
おはようございます。 難しい言葉を列挙した本やWebサイトなどを見ていると、本当にこんなのが実際に使われる場面に遭遇することが人生にあるのだろうかと、怪訝に思ってしまうことがあります。 まあ、時代は常に新しくなっていくものですから、一度の対面も…
更新期間が長くなりました。申し訳ございません。 普段何ともなしに日常生活を営んでいる私たちですが、たくさんの人々やその他目に見えない多くの物によって支えられて生きています。 安全で平和に暮らせる今の環境(場所・人間・インフラetc.)に感謝する…
前回の記事では、漢字(和語)と漢語でその意味が異なる熟語を紹介しました。 今日の記事はその続編になります。前回は左右は「さゆう」、馳走は「ちそう」と、漢字でも漢語でも同様の読み方をする熟語でした。 今日紹介するのは、意味はもちろん読み方も違…
同じ表記でも、漢字(和語)と漢語でその意味が異なるものがあります。 今回は、普段よく使われる言葉という、特にややこしい例を幾つかピックアップしてみました。 左右(さゆう) 遠慮(えんりょ) 多少(たしょう) 勉強(べんきょう) 馳走(ちそう) 故…
風の名称といえば、何が出てくるでしょうか。 まずいちばんに思い浮かぶのが「春一番」、それから「木枯らし」、あと東北地方に冷害をもたらす「山背(やませ)」なども学校で習った記憶があります。 それぞれの季節に吹く風、その時間帯、地域などによって…
日本代表も出場するサッカー南米選手権(コパ・アメリカ)の開催も、いよいよ今週末となりました。コパ・アメリカは南米の国々で勝敗を争う大会なのですが、招待国として日本とカタールの二ヶ国も参戦することになっています。 前回大会ではブラジルやウルグ…
今日は 「おざなり」と「なおざり」という混同しやすい二つの表現について記事を書いていこうと思います。字面が似ている為、同じ意味で単純に発音だけが異なるものと認識されることが屡々(しばしば)ありますが、この二つの表現には明確な違いがあります。…
気温上昇。クーラーをつけ始めたという人も多いでしょう。 ですが、このくらいで暑いとへばっていてはいけません。まだまだ序ノ口、これから梅雨にも差し掛かり、蒸し暑さも体験することになるのですから。 さて、一年を春夏秋冬に分け、さらにそれぞれ6つ…
お久しぶりでございます。 読者の皆様は、「あんぽんたん」「ちんちくりん」「とんちんかん」という言葉は聞いたことがありますでしょうか。 おそらく、あると思います。あるとは思いますが、日常的に使っている人は略(ほぼ)いないのではないかと思います…
おはようございます。 今回は、愚かなこと・愚か者のことを表す熟語を7つ紹介したいと思います。 同様の意味を表す熟語には枚挙にいとまがありませんが、あまり認知されていないものを選んで取り上げてみました、是非ご覧いただけたらなと思います。 薄鈍(…