2020-01-01から1年間の記事一覧
お久しぶりでございます。十日の菊(とおかのきく)、六日の菖蒲(むいかのあやめ)とは、時期が過ぎて役にたたなくなってしまったもののたとえですが、「26日のケーキ」というのもあるそうです。12月の24.25日ではケーキ屋に長蛇の列ができるほど売り上げがある…
因果応報という言葉があります。 良い行為には良い結果、悪い行為には悪い結果が返ってくるという意味です。 一見、直接的な因果関係が無いものが多いですが、そこがこの宇宙法則のミソなのでしょう。 己の欲せざるところ他人に施すなかれなどと言いますが、…
長い前置きは前回記事に置いてきました。(方言について書いたので、良かったら見ていってね。) 今回こそは、喋り方一つで他県の人から注目される大阪の言葉を漢字表記にしてみましたという記事でございます。 大阪弁人気の理由を考えていたのですが、上方…
日本語研究の中でもとりわけ人気が高い分野といえば、やはり方言でしょう。 寿司を”シースー”などと言ったりするズージャ語や、”ggrks(ググれカス)””クソゲー”などのネットスラングも広義では方言なのですが、一般的には特定の地域で話されている言葉…
「志半ばで職を去ることは断腸の思いであります。」 辞任を表明した安倍首相の発言の一部ですが、”潰瘍性大腸炎”という大腸の持病を抱えておられるそうです。 拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲…
「あなたの座右の銘は何ですか。」ときかれたときに、どのようなことを答えれば良いのかは皆さんご存知だと思います。 座右の銘とは、その人が常に心にとどめている戒めの文句のことです。 そもそも、「座右の銘」という言葉そのものの意味はなんぞやと言う…
長い前置きは前回の記事に切り分けました。 「人生に役立つ難読語」と銘打ったテキストからの出題です。 高校生の古文の授業でこの印刷物が配られ、当時頑張って覚えた記憶があるのですが、実際にこれまでで役に立ったかどうかは怪しいです。 とはいえ、知っ…
「人生で役立つ難読語」と題した熟語のリストを、机の抽斗(ひきだし)の奥から見つけ出しました。 これは私が高校生の時に古文の時間で貰ったやつですね。 所謂”プリント”と呼ばれるやつです。お世話になりました。 ”レジュメ”の語感が気持ち悪い! そうい…
最近読んだ物語に風車(かざぐるま)が出てきていたのですが、私はそれを頭の中でずっと”ふうしゃ”と読んでいました。 わりと後半に差し掛かるぐらいで、「持っていた風車を…」という一文が出てきてようやく気付かされたのです。 当然違和感はありましたよ。…
どんな言葉にもその語源があります。ですが、これが絶対確実な語源だ!とは言い切れず、候補が幾つもあり様々な”説”が騒がれているものもあります。 中には「いや流石にそれはねえだろ。」と言いたくなるような由来もあるのですが、案外その”説”に多くの支持…
訃報に際し、よく耳にするのが「ご冥福をお祈りします。」の一言。 亡くなった人が、死後の世界で幸せに過ごせますようにという適切なメッセージなのですが、もはや定型句と化してしまい、詳細な意味を知らずに使われているケースが多くあります。 有名人の…
酒に関する言葉は数えきれないほどありますが、その中で最も人口に膾炙しているのは、やはり「酒は百薬の長」でしょうか。 この6文字が長きに渡って死語にもならず現在まで、そしてこれからも引用の上に引用をされ擦り続けられ、あたかも英雄のように語り継…
そういえばTwitterでこんな画像を見つけました。 すぐにフェイクだとは気づきましたが。 もしこんな言葉が存在していたとしたら、疾うの昔に覚えている筈だからです。 早ければ「うんこ・ちんちん」を連呼していた幼稚園時代から。遅くとも、小学校低学年に…
暦は6月へ。 6月と言えば、紫陽花(アジサイ)、蝸牛(カタツムリ)、雨傘、雨合羽、長靴、カエル...などが映像のイメージとして浮かびますが、なんといっても外せないのはジューンブライドでしょう。 ジューンブライド とは6月に結婚式を挙げた花嫁の…
こんばんは。 テレビを見ていたらスマートニュース英語学習チャンネルのCMが流れているのが目に留まりました。千鳥のお二人がやってるやつです。 「そんな奴おらん!!」とCMの中では言われておりましたが、「イングリッシュ拒否男」というのは実在します。…
お早うございます。 久しぶりにクイズ形式の投稿をしたいと思います。 クイズ形式と言っても、正しい方を選ぶ二択の問題です。 早速問題に移りましょう。 変換すれば一発で出てくるものですが、少し考える時間をいただければなと思います。 次の下線太字の部…
行成(いきなり)ですが、題名にある”二通り”は、何と読むでしょう。 …その通り、正解は「ふたとおり」。訳も無い事ですね。 「にとおり」もべつに間違いではありませんので、どうやら二通りの読み方があるといって良いみたいです。 ただ、ひとつ、ふたつ、…
二か月の間を置いての続編更新でございます。 前回のは↓ thistle975.hatenablog.com 適切なタイミングで適切な諺(ことわざ)や格言を引用し捲し立てる…、そのまま相手を圧倒してしまうような勢いをつけることができますが、カッコいい感じに口から出たその…
悪目立ちする行動をとってしまった人間は、冷ややかな視線を向けられてしまうことがあります。 例えば、そこらじゅうで叫び暴れまわり、嘔吐をしてしまう酔っ払い。 脇目もふらずに公共猥褻を演じるアベック(死語)。 あらゆるサービスに難癖をつけたがるク…
漢検一級の問題集をちらと見て思いました。完全に趣味の世界だなと。 バラやコウモリが漢字で書けたり、魚偏の漢字が読めたりというのはまだまだ序の口で、本当に難しいのは、無限にあるのではないかと思うくらいの慣用表現(慣用句)だったり、輪廻転生のう…
おはようございます。 今日は「良くもなく悪くもない」という意味の言葉をいくつか取り上げてみました。 良くはなくても悪くないのであれば、いわゆる「普通」というやつなのですが、これらの文言が使用される場面を思い起こしてしみれば…、お世辞や社交辞令…
「密室で濃厚接触」などと聞くとあらぬことを想像しがちですが、まあ無理もないことです。各メディアはそれを面白がって意図的に多用しているように思えます。 誤解を生むからその表現を控えてくれと言えば、あらあら何もおかしなことはありませんよ勝手に変…
記録的な暖冬と報道されていますが、2月を迎えてから気温が低くなることが多くなりました。気象用語で寒の戻りや早春寒波と言われていますね。 2月を如月(きさらぎ)と言いますが、寒さで衣を更に着ることから、「衣更着」とも表記されるそうです。 節分…
おひさしぶりでございます。 お隣の中国では新型肺炎を引き起こすウイルスが蔓延しているようで、大変なことになってますね。 患者が1000人を超えたと先ほどニュースで聞いたのですが、実際のところは公表されている十倍も二十倍も患者数が居ると思われ…
(酒場放浪記ではありません。) 1月13日は成人の日でした。 近年の人口増減について云々語る気はありませんが、今年の新成人は122万人で、前年より3万人減だそうです。これからも暫くは減少の一途をたどるのでしょうか。 今年も御多分に漏れず、新成…
あけましておめでとうございます。 そういえば、「新年あけましておめでとうございます」という表現は、明けるのは旧年であって新年ではないとか、賀詞が重複していて相応しくないなどという意見がよく見られるのですが、広く一般的に使われている決まり文句…