どうも、「日本語仙人」です。
実は記事の中でこのように名乗ったのはこれが初めてです。
既知のこととは存じますが、私は”仙人”を称するには程遠い存在でして。
「日本語仙人」というのも、幼少期に異名としてそう呼ばれたことがあるのと、その響きが何となく今も気に入っているからという理由で名乗っているだけなのです。
十で神童、十五で才子・・・とは実によく言ったもので。
久方ぶりに過去の学習ノート等を見返してみたら、果たしてすっぽりと抜けてしまってる熟語とかが沢山あるんですよ。つい最近まで北海道の「三毛別」を「みけべつ」と読んでいましたし。(※正しくは「さんけべつ」)
何かの拍子に血迷って、このブログのタイトルが『日本語ピヨピヨ人間の☆超絶☆難しい日本語アゲぽよ↑↑』とかになっているかもしれません。
理解を深くしようとすればするほど、底知れなさを実感するのであります、この日本語という分野は。
まあいいでしょう。さて…
令和5年度、日本語検定1級(第2回)
四字熟語問題がかなりの難問だったと話題になっていますね。
電光朝露(でんこうちょうろ)
はかなく消えやすいもののたとえ。
”電光”は稲妻のことで、”朝露”と同様に、極めて短くはかないもののこと。
(なんだこの四字熟語…今までに一度もみたこともねぇ。同義の邯鄲之夢、一炊之夢とかなら知っているんだけどなぁ。)
鼓腹撃壌(こふくげきじょう)
善政により暮らしが平和なさま。
”鼓腹”とは、食が満ち足りていること。
満腹で腹つづみを打ち、地面を踏み鳴らし歌う様子から。太平の世の形容。
出典:『十八史略』
「鼓腹」「腹太鼓」といった言葉に触れていれば、なんとか答えに辿り着けるか。
老少不定(ろうしょうふじょう)
人の寿命は予知できない。
老人がまず亡くなり、次に若者が亡くなるというのが順序としては普通であるが、そうとは限らない。
『観心略要集(かんじんりゃくようしゅう)』を出典とする仏教語。
仏教語に特徴的なのが、使われている漢字は易しいものの、それだけでは意味を理解することが困難であるということ。
試験問題で出てきた場合、一度でも聞いたことがあるかどうかで正否を分けることもありましょう。
昼夜兼行(ちゅうやけんこう)
一日中休みなく物事を行うこと。
昼も夜も兼ねて行うということで、仕事がとんでもなく忙しいことのたとえとしても使われる。
今回紹介する4つの中では比較的難易度は低い方か。
とはいえ、普段見聞きするかと言われれば、そうでもない。
同義の不眠不休というのはよく耳にするけれど…。
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日本語検定は、定められた出題範囲というものがありませんので、合格への端緒となるのは如何に平素から日本語に触れているか、ですね。
私も自身の浅学に打ちひしがれる毎日でございます。
日々、研鑽を重ねて参ります。
それでは、さようなら。