「密室で濃厚接触」などと聞くとあらぬことを想像しがちですが、まあ無理もないことです。各メディアはそれを面白がって意図的に多用しているように思えます。
誤解を生むからその表現を控えてくれと言えば、あらあら何もおかしなことはありませんよ勝手に変な想像をしているのはあなた達でしょうと突っぱねるのでしょう。
言葉の使い方に誤りは無いことを盾に得意満面。きっと薄笑いを浮かべている。
…さて、コロナ(corona)とは”王冠”を表すギリシャ語で、形状がそれに似ていることが由来だそうです。瓶のボトルキャップや太陽の散乱光を思い出していただければ分かると思います。
(”NHKニュース”より)
ウェブの辞書検索サイトで”パンデミック”という単語が検索上位に入っているのをよく見かけます。この場で取り上げるまでも無いと思いますが、流行り病が世界的に蔓延することをパンデミックといいます。それにならないよう願うばかりですね。
自国のことばかりを気にしがちではありますが、もしパンデミックになってしまうと、より悲惨なのは発展途上国や貧しい地域の人々でしょう。表になっていないだけで、現地はえらいことになっているかもしれません。
海外でアジア人をウイルス呼ばわりするなどの差別行為が頻発しているそうです。
まあ今に始まったことではないですね。元々差別主義的な考えを持った人間がここぞとばかりに喚きだした。それが表面化した。それだけのお話だと思います。
所謂”風評被害”というやつです。
そういえば、最近Googleの検索予測に出てくるようになったあれは大丈夫なの
ですかね。
2月に入って「corona beer virus」の検索数が跳ね上がっているそうです。
検索エンジンの仕様上、こうなってしまうのは仕方ないことなのでしょうが、売り上げに影響が出ているなら気の毒というほかないですね。
この件で特に言いたいことはこれ以上ないのですが、一つ諺(ことわざ)を紹介したいと思います。
流言は知者に止まる(りゅうげんはちしゃにとどまる)
根拠のない噂は愚か者の間では広まるが、賢明な人はそれを広めないので、噂はそこで止まる。流言=「るげん」とも。
噂を聞いたら得意になってそれを言いふらすのではなく、しっかりと検証をしたうえで、無闇に口に出さない。それが賢い人。
とはいえ、愚か者が圧倒的多数の世の中です。故に流言飛語は衰えることが無いのですけれど…。