日本語仙人の難しい日本語

漢字の読み書き、常套句、ことわざや格言、間違えやすい言葉―。中・上級レベルの日本語を紹介。

寿司屋で聞く業界用語

寿司屋に行くと、日常では見かけない言葉に出会います。 まず暖簾にかかれている文字が”寿司”とは限らず”鮨”や”鮓”など変幻自在。 くずし字で書かれていて何と読むかわからない品書きであったり、魚へんの漢字が大量に書かれた湯呑み、ネタのグレードで値段…

ウマ娘のシンボリルドルフが使う四字熟語とその意味(その2)

前回記事の続きでございます。 快進撃を続けるシンボリルドルフ宛にある日ファンレターが届く。 自身を応援してくれているファンの期待に応えられるよう、一層精進を重ねると心に刻み込むのであった。 恐懼感激(きょうくかんげき) ありがたさに心が奮い立…

ウマ娘のシンボリルドルフが使う四字熟語とその意味(その1)

どうもこんにちは。 今、「ウマ娘」が全国で一大ブームとなっていますね。 実在の名馬の名前を冠した”ウマ娘”とその史実に準拠したストーリーが、ゲーマーだけでなく競馬ファンにも受けているようです。 そんなウマ娘のうちの一人、”皇帝・シンボリルドルフ”…

賢い人を表す四字熟語

賢見思斉(けんけんしせい)という故事成語があります。 訓読にすれば、”賢(けん)を見ては斉(ひと)しからんことを思う”。 これは、賢い人を見ては、自分もそのような人になりたいと思うことという意味です。 あらゆることに関して、その道に卓越した人に…

賭博・ゲームに由来する言葉

お久しぶりでございます。 今回は、ゲームや賭博に由来する言葉を取り上げてみました。 現在もよく使われている言い回しの中でも、サイコロ賭博、花札、囲碁、将棋など、様々なゲームがルーツとなっていることが多いです また、金品を賭けて本気にならなけれ…

花の一生を大和言葉で表現する

「幸い」という言葉は、「さく」(=花が咲く、盛る)+「はひ」(=『延ふ』、長く続くこと。)から成っています。 花が咲き誇り、それが長く続く状態。それを昔の人は「幸い」としました。 花の一生と言えば、芽が出て、つぼみがでて、花が咲き、やがて枯…

【クリスマス】芬蘭、樅、馴鹿、橇

お久しぶりでございます。十日の菊(とおかのきく)、六日の菖蒲(むいかのあやめ)とは、時期が過ぎて役にたたなくなってしまったもののたとえですが、「26日のケーキ」というのもあるそうです。12月の24.25日ではケーキ屋に長蛇の列ができるほど売り上げがある…

【報い】因果応報、向天吐唾、天網恢恢

因果応報という言葉があります。 良い行為には良い結果、悪い行為には悪い結果が返ってくるという意味です。 一見、直接的な因果関係が無いものが多いですが、そこがこの宇宙法則のミソなのでしょう。 己の欲せざるところ他人に施すなかれなどと言いますが、…