お久しぶりでございます。
今回は、ゲームや賭博に由来する言葉を取り上げてみました。
現在もよく使われている言い回しの中でも、サイコロ賭博、花札、囲碁、将棋など、様々なゲームがルーツとなっていることが多いです
また、金品を賭けて本気にならなければ面白くないものですから(わたしは特にそうは思いませんが)お金に関するものも多く存在しています。
思う壺
裏目に出る
ため口
親しい間柄での話し方
ため口の”ため”とは賽子で同じ出目になるという”ゾロ目”のこと。ちなみにゾロ目を漢字表記にすると「揃目」である。
同じ、つまり同格・同年齢ということから、その間柄での話し方が「ため口」に繋がるのではないでしょうか。
しかと
無視をすること
漢字表記をするならば「鹿十」である。(「鹿頭」とも。)
花札で使われる全48枚のうち、鹿と紅葉が描かれた1枚がこの言葉の由来。
描かれている鹿が外方を向いているように見えることと、十点であること(花札はそれぞれの絵柄に点数があるようです。)からこのように言われるようになったみたいです。
黒白(こくびゃく)を争う
どちらが正しいかはっきりと決着をつけること
黒と白の石を使って勝敗を争う囲碁が語源か。
白黒(しろくろ)をつけるという言い方もありますが、元祖は”黒白を争う”のほうだそうです。白と黒どっちが先かによって読み方が音・訓にかわるのは、発音のしやすさによるものでしょう。
また、玄人(くろうと)・素人(しろうと)という言葉も、囲碁が由来である。
黒の碁石の人(玄人)が白の碁石の人(素人)を甘く見てかかったところ、予想していたよりずっと強く、黒の人が裸足で逃げ出したことから生まれた「玄人はだし」という言葉も、聞いたことがあるでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーー