「人生で役立つ難読語」と題した熟語のリストを、机の抽斗(ひきだし)の奥から見つけ出しました。
これは私が高校生の時に古文の時間で貰ったやつですね。
所謂”プリント”と呼ばれるやつです。お世話になりました。
”レジュメ”の語感が気持ち悪い!
そういえば、高校生までは”プリント”だったものが、大学生になると急に”レジュメ”に変身するんですよね。
野球選手の上原浩治さんがMLB(メジャーリーグ)に行ってから直球(ストレート)のことを「ファストボール」と言うようになったみたいに、これが大学生デビューの第一関門なのかと当時は思いました。
(※レジュメ「resume」は”要約”を表すフランス語。)
そんな私は、レジュメという語感の気持ち悪さにまったく慣れなくて、お友達との会話の中でも”紙(かみ)”ってずっと言っていました。
頑(かたく)なに”レジュメ”と言わない私に対して、周囲は特にツッコミを入れずに耳を傾けてくれましたよ。本当に良い人たちに恵まれた。
無理にカッコいい言い回しを使おうとするな!
そこで一つ学びました。これでもかというほど抽象的な言葉を使えば、却(かえ)って逃げ道が増えるんです。
逃げ道が増えるというか、怪我をする可能性をグンとさげられます。
ともすれば、賢い人が優しく教えたりしてくれるんですよね。「これはこういう意味なんだよ」と。
(知ってる!)と思いつつも、「そうなんだ!ありがとう!」。これで世界は平和に近づくのです。
「慎ましやかさ」「謙虚さ」「腰の低さ」、やはりこれを持っている人が最後は勝つようにできています。
おばかなふりをする作戦って実は強力な世渡り術なんじゃないかなと。
「知らなきゃ恥」? そんなことない。
書店に行くと、「読めなきゃ恥をかく」「大人の常識」みたいなタイトルで不安を煽ってくる書籍が紹介されているんですが、あれを見るとげんなりしますね。
このご時世、なんのカネにもならない国語の勉強なんてしている方が変人ですよ。
世のビジネスパーソン(BusinessPerson)はコンピューター(computer)とイングリッシュ(English)にお熱です。
むしろ、なまじ知識があるためにそれを光らかそうとすると、思わぬ竹箆(しっぺ)返しを食らって恥をかくことになります。
知っているなら知っているでそれに越したことはないのですが、無理にカッコつけて難しい言葉を使おうとしない!
これが大事なのです。
このブログでそんなこと言ってどうすんだよという話ですが。
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当初は高校で貰ったこの”紙”から熟語をいくつか取り上げてみようと思ったのですが、小さく纏めるつもりの前置きが大変に長くなってしまったので、次回の記事に持ち越そうと思います。
7月は更新が全くできておりませんでしたが、8月はもっと頻度を上げて頑張っていこうと思います。応援よろしくお願いいたします。
さようなら。