どうも、こんにちは。
長らく途絶えてしまい申し訳ありません。
長文を書く練習、続けたいと思いまた舞い戻って参りました。
読者の皆様に応援していただける様に、頑張って更新していきたいと思います。
前置きはこの辺で、今日はお金に執着をする人を表す四字熟語を紹介します。
貪夫徇財(たんぷじゅんざい)
お金の為なら命をも落としかねない人間のこと。
貪夫とは欲深い男のことで、徇財とは命がけで金を求めること。
いま違法カジノが問題になっており、少し前に、大金を懸けて大負けした某通訳者が話題になりましたが、命あってこそのお金ということを忘れてはいけません。
頭では分かっているけれど、というやつでしょうか。
鷹視狼歩(ようしろうほ)
欲深く残忍な人間の形容。また、猛々しく隙を見せない英傑のこと。
タカの様な鋭い目つきで、オオカミが獲物をさがす時の様に歩くという意味。
かつて、自動販売機の下やお釣り口などを丹念に調べ廻っているおじさんを見かけたことがあります。まさに鷹視狼歩の様相でした。労力に見合わぬ稼ぎとは思いますが、幾円かは見つけられたのでしょうか。
餓狼之口(がろうのくち)
残忍で欲深い人間のこと。
”餓狼”とは飢えたオオカミのこと。飢えたオオカミの口をしている様な人間のことを指す。
…この熟語もそうですが、何かとオオカミって悪いイメージを持たれることが多いですよね。愛らしい見た目なのに。
「赤ずきん」や「三匹の子豚」などのグリム童話が市民権を得すぎているからでしょうか。
野生のオオカミを見たことは無いですが、案外友好的な動物だと思うんです。犬が「人間最良の友」と呼ばれているみたいに。ほら、シベリアンハスキーの動画を見たらいいですよ。
あんまりです。
私が作家ならば、オオカミが善人の物語を書きたいと思います。
有財餓鬼(うざいがき)
異常なほどにお金に執着する人間のこと。
”有財”=お金は持っていながらも、”餓鬼”=飢えに苦しむ亡者のようであるということ。
日本語仙人:守銭奴(しゅせんど)ってヤツじゃな。
ケチな人間はたくさん見てきましたが、食費がもったいないからと飢えながらお金を貯めようとする人は、さすがに見たことがありません。
貪欲吝嗇(どんよくりんしょく)
極端なけちん坊。
吝嗇とはケチな人間のこと。
また、ケチな人のことを吝ん坊(しわんぼう)と言ったりもする。
日本語仙人:「吝ん坊の柿の種」と言えば、柿の種みたいな無用な物まで惜しがる様な人を罵る言葉じゃ。
また、吝嗇家(りんしょくか)という表現を見たことがあるかもしれません。「倹約家(けんやくか)」と言えば、無駄な出費を減らして賢くやりくりする人のことですが、吝嗇家はそれが行き過ぎた感じでしょうか。
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以上、(とくに金銭において)貪欲な人を表す四字熟語でした。
自分の財布からお金を一円も出さないことに命を懸けている人が時々いますが―、却ってそういう人は、どこかで損をしているような気がします。
損して得取れ(徳とれ)という良い言葉があります。
お金は確かに大切ですが、時には少し手放すことで思わぬ縁や信用を得られることがあります。
お金は我良しでため込むのではなく、自分の周りの人たちに喜ばれるような使い方ができればよいですね。