こんばんは。
食料品などの生活必需品の価格がどんどんと高騰する一方で、賃金は一向に上がる気配がなく、青息吐息の状況が続いています。
賃金に関してはここ30年間も停滞しているようで、今後事態が良くなっていくことは正直期待できませんね。
・・・今日はお金がないことを表す慣用句を紹介。
首が回らない
借金が多くてやりくりができない。
語源を調べると諸説あり、借金に追われることによる極度のストレスや緊張状態により首まわりの筋肉が強張るため…というような医学的根拠をもとにした説が市民権を得ているようです。
が、「賞金首」と言う様に、「首」には”身柄”という意味があり、それが借金による締め付けによってまさに身動きが取れない状況を示している言葉なのではないのかなと私は考えています。
”忙しい”という意味ではないので注意。その場合は「手が回らない」。
▼関連語句
自転車操業
借金を借金で返済しながら操業しているような経営状態のこと。
螻蛄(おけら)になる
お金がまったく無くなること
この螻蛄というのは、田んぼなどに生息するバッタの仲間。
この螻蛄が前足を開いてバンザイしている格好が、「もう降参ですのお手上げ状態」のようであることが由来。
丸裸(とはいえ、裸百貫)
自分の身体以外に所有物が無い状態。
何もかも身ぐるみはがされて無一文、残ったのは自分の身体だけ。
現代の日本でそんな人はほぼいないと思いますが、それに近い人はわりと居るかもしれません。
その後に、括弧付きで”とはいえ、裸百貫”と付け足させて貰いましたが、そこから体一つで財を築くことも可能だという私なりの(?)メッセージです。
裸百貫とは、身一つさえあれば百貫の価値を生み出せるということ。多くは若い男を褒めて言う。
”百貫”とは、非常に価値があるもののたとえ。
爪に火を灯す
ひどく貧しい生活をしていること。また、ケチであること。
蝋燭や油の代わりに自分の爪を灯すような約(つま)しい行為。
昔から、日本では髪や爪を火にくべることは禁忌とされてきましたが、そんな常識を無視してまでも倹約にこだわるケチさや生活の貧しさを存分に強調した言葉といえます。
▼関連語句
吝嗇家(りんしょくか)
けちな人。
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以上、「お金がないことを表す慣用句」でした。
ここで紹介したのは一部ですが、お金に関することは多くの人が思い煩うことであるため、慣用句は多く存在していますね。
とはいえ、精神的な豊かさを得るためには、必ずしも多くのお金を持っている必要はありません。現状或るがままを受け入れ、感謝し、満足するという意識を持つことにより、既にあなたには素晴らしいものが備わっていることに気づくことができるのです。
古代中国の思想家である老子は、「足るを知る者は富む」という言葉を遺しています。
人は皆、大天才になりうる素質を持って生まれてきます。
当然、これを読んでいるあなたも例外ではないでしょう。
それでは、さようなら。