日本語仙人の難しい日本語

漢字の読み書き、常套句、ことわざや格言、間違えやすい言葉―。中・上級レベルの日本語を紹介。

1.「塒」を巻く 2.「文机」 どう読む?

こんばんは。

ネットニュースを一寸(ちょっと)見ていたのですが、『けやき坂46が「日向坂46」に改名』という記事で驚きました。

何に驚いたかというと、漢字表記の「欅坂」と、ひらがな表記の「けやき坂」が同じグループじゃなかったということです。

タイトルを見た私は咄嗟(とっさ)に、なるほど「欅」の漢字が難しいから日向(ひなた)坂に改名したのだと察し、でもそれだと「ひゅうが」とも読めるから余計ややこしくなるやんけ!と、つっこみの武装を独りでにやっていたのですが…、違いました。

つまり、漢字の「欅坂46」のグループ名は据え置きで、ひらがなの「けやき坂46」が「日向(ひなた)坂」に改名したということです。理由は不明。ただそれだけです。

 

それでは本題に参ります。

1.「塒」を巻く は、

とぐろ」を巻く と読みます。

」とは「ねぐら」、つまり鳥の巣のことで、その様子が蛇が体を丸めた(とぐろを巻いている)状態と似ていることから来ているようです。

「鳥の巣 蛇」等で検索してみたのですが、鳥の卵や雛(ひな)が蛇の被害に遭って…、などという記事が多く、詳しい由来を知ることができませんでしたが、様子は似ていなくもないように思えました。

 

2.「文机」 は、

ふづくえ」 と読みます。

和室で使われる筆記用(または読書用)の小さな机のことを言います。

文を「ふ」と読むものとしては、他に文箱「ふばこ」などがあります。陰暦7月の異称である文月「ふづき」もそうですね。

 

短いですが、今日は以上です。

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