どうもこんばんは。
三度目の更新となります。
ことわざにも、「三日天下」「三度目の正直」「孟母三遷の教え」とあるように、三回目というのは何かしらのターニングポイントであることは間違いないようです。
とくに、中国の三国時代、劉備が諸葛亮(孔明)をスカウトする為、住まいを三度も訪ねたという「三顧の礼」というのは、まさにそれを詳述していると思います。
他にも、「仏の顔も三度」「三日坊主」など、三回目というのは、物事における第一の転換期、と言っていいのではないでしょうか。
さて、本題の尾鰭(おひれ)を付けるですが、
事実以外のことを付け加える。
事実を誇張して言う。
という意味を持つ慣用句です。
これを「おびれ」と読んでしまうと、尾の鰭のことになってしまいます。
尾と鰭のことを言っているのであって、尾の鰭だけを言っているのではありません。
もっと大仰で壮大な表現がなされているのです。
人の噂とは大変におそろしいもので、尾を付けられ、鰭をも付けられ、実物とはかけ離れた大きなものへと変貌し、そこら中を泳ぎ回ってしまいます。
芸能界のゴシップ記事などでよく使われる手法ですね。
噂話なんて、盛りに盛られたものが大半です。新聞、ネット記事、SNSでの流言飛語、汚い思惑も渦巻いています。話半分腹八分、取り合わないようにしたいですね。