本日もお読みいただき有難うございます。
四回目の更新です。
三日坊主と言うように、背伸びして分不相応な物事を続けようと思っても、四日と続かないのが落ちです。
好きは上手の元と言いますし、楽しく一所懸命にやれるのが一番です。やがて仕事からも愛される人間になれるかと思うのです。もっとも、下手の横好きではあるのですが…。
さて、今回取り上げた三三五五(さんさんごご)という四字熟語ですが、
少人数のまとまりが、それぞれ気ままにのんびりと行動しているさま
を表す表現です。
・疲れ切った彼らは、三三五五帰って行った。
・人影が三三五五見えている。
などのように、副詞的用法で使われることが多いです。
夫婦やカップル(2人)子ども二人と両親の家族(4人)で「二二四四」ではなく、曖昧な数字「三」と「五」を持ってきたところが、この言葉の面白いところだと思います。
ワイワイキャッキャの雰囲気と言うよりは、イベントが中止になってしまったのを告知された後や、宴会の二次会が終わった後のような、何か草臥(くたび)れたような、心淋(うらさび)しいような情景が思い浮かびます。
中国唐代の詩人、李白の『採蓮曲』の一文「三三五五映垂楊(3人、5人がシダレヤナギの枝の間を見え隠れしている)」が原典と言われています。
李白といえば、大酒飲みとして有名ですね。酒に酔っていい心地であれば、次々と詩が思い浮かんだというエピソードもあるようです。
きっとお酒に酔ってふわふわとした中で、「三三五五…」と情景を書き上げたのでしょうね。