「トイレ行ってきてもいいかな。」
「大きい方だから時間がかかるかもしれないけれど、待っててね。ごめんね!」
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お久しぶりです。
うんこのことを「大便」、おしっこのことを「小便」と言いますが、なぜ「大」と「小」なのか、疑問に思ったことは無いでしょうか。
実は、決定的にこれだという由来があるわけではないようです。
というのも、例えば便所というものが雪隠(せっちん)、厠(かわや)、御不浄(ごふじょう)、閑処(かんじょ)、洗面所などとぼかして言われるように、汚いものを直接的に表現することは避けられることが多いのです。
用を足すことも、「お花摘み」、「雉(キジ)撃ち」などと上品に表現されることがしばしばありますね。
それはそうとして、ではなぜ「大」と「小」で区分されているのか。
考えられる幾つかの例を挙げて、推察していきたいと思います。
1.容積が「大」か「小」か
まず初めに考えるのは、物理的に大きいか小さいかということですね。
一度の小便よりも、一度の大便をしたあとの方が(同時に出る小便の量を差し引いても)体重計に乗った時により大きな差がみられます。これは、私自身の経験からも確かであります。
ただ、大量でも小便、粒のようでも大便。固形物と液体を比べて大だ小だは没意義と言えます。この説は薄いでしょう。
2.要する時間が「大」か「小」か
単純に、これが一番有力なんじゃないかなあと思います。
排泄時に大きな時間を費やすから「大便」、小さな時間しか費やさないから「小便」。
由来は意外とシンプルだったりする場合が多いものです。
ただ、時間は大小ではなく長短なので、「長便」「短便」なのじゃないのかと言われればそうなのですが。
3.体の健康状態を測る点でおいて「大」と「小」
便(べん)とは、便(たよ)りのことです。
小便は小さな便りで、大便は大きな便りです。
大便、小便の状態は、現在の体の健康状態を知る有効なバロメーターとなります。
大便は、固形物が消化されずに出てきてしまっていたり、軟らかかったり硬かったり、においがキツかったりなど、多くの情報量で体の異変を知らせてくれます。
一方で、小便は主に色の濃淡ぐらいしか見た目の情報はないわけですから、健康状態を判定する大きな手掛かりにはなりません。
4.穴の大きさ
肛門と尿道の大きさ。
…以上、大便と小便が「大」と「小」で区分けされている由来として考えられる例でした。
そういえば、、世界中で大便と小便を同時に出来る人種は世界で日本人だけだというネット記事をみかけました。私はもちろん同時に出すことはできるのですが、本当なんでしょうかね?