おはようございます。
一年を春夏秋冬に分け、さらにそれぞれ6つに分けたものを二十四節季(にじゅうしせっき)といいます。
数年前、日本気象協会が「現代日本に合わせた新二十四節季をつくる」という動きを見せました。どのような名称になるんだろうとワクワクしながら動向を見守っていたのですが、反対派の声が多く計画が中止になったと聞き、ガッカリした覚えがあります。
変更はせずとも、どのような案があったかを公表してほしかった…。
今日は春の6節季を紹介します。ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、意味も確認しながら改めて見て行きましょう。
(年によって節季の日付は前後しますが、2019年の日付を記載しています。)
立春(りっしゅん)2/4~
一年の始まりの日。
季節の分かれ目(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を節分と言いますが、立春の前日だけ特別扱いされているのは、立春が旧暦の始まりだからです。
旧暦でいう節分と立春は、現在の大晦日とお正月みたいなものですね。
※年によっては、旧正月前に立春を迎えることがあり、これを「年内立春」。旧正月後に迎えれば、「新年立春」という。
雨水(うすい)2/19~
雪が雨に変わり、氷が水に解ける。という意味。
農耕を始めるのに良いとされる時期だそうです。
少し暖かくなったり、また寒くなったり(三寒四温)を繰り返します。
啓蟄(けいちつ)3/6~
土中に潜っている虫(=蟄)たちが、穴から這い出てくる(=啓)という意味。
読み書きともに漢字クイズで出てきそうな名前ですね。意味を知ればなるほどといった感じです。
春分(しゅんぶん)3/21~
昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
春分の日とその前後3日を「春の彼岸」といい、ここから寒い→暑いへとシフトチェンジしていきます(寒さ暑さも彼岸まで)。
※秋分の日とその前後3日間を「秋の彼岸」という。
清明(せいめい)4/5~
万物が清々(すがすが)しく明るいころ。
春の清らかな情景を表した言葉「清浄明潔」の略語である。
桜が満開になるのもおよそこの前後であり、お花見シーズン。
穀雨(こくう)4/20~
様々な穀物を潤す雨が降る。
秋に収穫をする穀物の田畑を整えるのに良い時期と言われているそうです。
穀雨が終わるころに茶摘みの時期(=八十八夜)が訪れます。
※立春から八十八日後。2019年は5月2日。
以上が春の6つの節季でした。
まだまだ春と呼ぶには早いですが、徐々に寒さも引いてきた(?)ような気がします。
猫の寒恋いのように、夏にはこの寒さが恋しくなるのでしょうけれど…。
それでは。