どうもこんばんは。
「目先の利益にばかりとらわれていると、重大な過ちを犯すぞ。」
口を酸っぱくして言われました。耳にたこができるほど聞きました。
分かっちゃいるけど、やめられない。
いわば人類の永遠のテーマですね。
以下、「欲張って両方だめにする」ことを表す言葉。
虻蜂とらず
虻(あぶ)と蜂(はち)を両方捕まえようとした結果、両方とれない。
また、「鷹の餌食」と続き、更なる災難が降りかかることをいうこともある。
二兎を追うもの一兎をも得ず
二頭のウサギを両方いっぺんに追いかけましたが、一頭も捕まえられなかった。
一頭ずつ追っていれば、二頭とも捕まえられたかもしれません。
多欲は無欲に似たり
多くのものに手を出したばかりに、一つ一つのことがおろそかになり、結果的に何もやってないのと同等である。
「本当に目指す気あんの?」と言われたりするのは、このパターンではないでしょうか。力を分散させると、どれも中途半端に終わってしまいます。そもそもの目的を失ってはいけません。
イソップ物語にも「犬と肉(ししむら)」という話があります。
水面に映る肉を取ろうとして、咥(くわ)えていた肉を川に落とす。
というおばかな犬の話だったと記憶しています。
肉を「ししむら」と読むのが興味深いですね。
「肉叢」と表記するのが一般的です。肉塊のこと。
小説などで稀に、痩せた人を「痩せ肉(じし)」、太った人を「太り肉(じし)」と表現することがあるようです。
私は「よくばりわんくん」というタイトルの絵本で初めて知りました。
幼少期で最も記憶に残っている絵本の一つです。
まあ、タイトルが好きなだけですが。
引き際を予め決めておけば、大損は回避することができると思うのですがね…。
むらむらとした目先の欲に襲われた時は、一度冷静になってこれらの言葉を思い出したいです。