日本語仙人の難しい日本語

漢字の読み書き、常套句、ことわざや格言、間違えやすい言葉―。中・上級レベルの日本語を紹介。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「欲張って両方だめにする」ことを表す言葉。

どうもこんばんは。 「目先の利益にばかりとらわれていると、重大な過ちを犯すぞ。」 口を酸っぱくして言われました。耳にたこができるほど聞きました。 分かっちゃいるけど、やめられない。 いわば人類の永遠のテーマですね。 以下、「欲張って両方だめにす…

「アッカンベエ」をする。 漢字でどう書く?

おはようございます。 本日もお読みいただき有難うございます。 「あっかんべえ」とはどのような行為かと問われても、想像にたやすいと思います。 幼少期、相手への挑発の目的で、たとえば鬼競(おにごっこ)などの遊びをしている時や、ゲームなどで勝敗が決…

中国の四大美人と四字熟語

おはようございます。 日を跨いでしまいましたが、元気に更新して参ります。 皆さんは、世界三大美女というのを聞いたことがあるでしょうか。 一人目に、クレオパトラ7世(エジプト、プトレマイオス朝[前69~前30]) 二人目に、楊貴妃(中国、唐[719~756]…

夏目漱石の「漱石」は、親友の正岡子規から譲り受けたペンネーム。その意味は?

どうもこんばんは。今日で五回目です。 なるべく休まず更新を続けたいものですね。 流れる水は腐らずと言いますし…。 さて、本題に移ります。 夏目漱石という方は、 吾輩は猫である。名前はまだない。 『吾輩は猫である』 若いうちほど淋しいものはありませ…

三三五五(さんさんごご)とはどんな状態?

本日もお読みいただき有難うございます。 四回目の更新です。 三日坊主と言うように、背伸びして分不相応な物事を続けようと思っても、四日と続かないのが落ちです。 好きは上手の元と言いますし、楽しく一所懸命にやれるのが一番です。やがて仕事からも愛さ…

尾鰭(おひれ)を付ける 「おびれ」と読むのは誤り!?

どうもこんばんは。 三度目の更新となります。 ことわざにも、「三日天下」「三度目の正直」「孟母三遷の教え」とあるように、三回目というのは何かしらのターニングポイントであることは間違いないようです。 とくに、中国の三国時代、劉備が諸葛亮(孔明)…

危急存亡の秋(とき) なぜ秋なのか

今回は故事成語から。 中国の歴史書には、心豊かに生きるための知恵や法則が詰まっており、読めば読むほどに新たな発見があります。 さて、危急存亡の秋(とき)とは、存続か滅亡かの危険な事態が目の前に迫っている状態のことを言います。 この故事成語です…

「ウダツ」が上がらない 漢字でどう書く?

こんばんは。 日本語のクイズでは、定番と言えるほどこの表現はよく見かけます。 意味は、いつまで経っても出世しない、金銭に恵まれない ずっとそんな会社にいたら、一生ウダツが上がらないよ。 このままウダツの上がらない芸術家として暮らしていくのだろ…