日本語仙人の難しい日本語

漢字の読み書き、常套句、ことわざや格言、間違えやすい言葉―。中・上級レベルの日本語を紹介。

由来が面白い慣用句

日常で見聞きする何気ない言葉に対し、「あれ、これってなんでこう言うんだろう。」と疑問を持つことは、とても素敵な閃きです。 そんな閃きが降りてきたとしても、「何でだろうねえ」で払いのけてしまったり、「またあとで調べよう」と思いはするものの結局…

四季で山の表情が変わる

”山の色”といえば、どのような色(景色)が思い浮かぶでしょうか。 やわらかな芽吹きの緑を思い浮かべる人もいれば、快晴の下に青々と映える濃緑(こみどり)が思い浮かぶ人もいるでしょう。 中には、「いやいや、山の色といえば一面の銀世界だろう。」とい…

幼なじみを表す言葉

「故人」といえば、亡くなった人のことをいいますが、「古くからの友人」という意味もあります。故郷、縁故などの”故”です。李白の代表的な詩『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』では、故人西の方黄鶴楼を辞し…(古くからの友人が西の黄鶴楼を去り…)と…

親友をあらわす言葉

ズッ友というギャル語がありますが、どうやら誤った解釈をしていたようです。ずっと前からの友達、つまりは長い付き合いの仲、幼なじみをあらわす言葉だと思っていたのだが、そうではなく「これからも私たちはずっと友達」「ずっと友達でいようね」というこ…

人名由来の言葉

何かをやらかしてしまった時に「〜したンゴwww」「〜だったンゴwww」のように、「ンゴ」が語尾についたフレーズをよくネットで見かけますが、由来が気になって調べたところ、プロ野球で9回裏に抑えとして登板したが、ひとつもアウトを取れず大逆転敗北をし…

苦しい時に思い出したいことわざ5選

「苦しい時は上り坂」「楽は苦の種苦は楽の種」 ―困難を乗り越えた先には大きな成長と明るい未来が待っている…。 この手の言葉は、見聞きしない日は無いほどに溢れていますが、苦しみの只中にいるときは居ても立ってもいられない状況で、とても精神論で切り…

寿司屋で聞く業界用語

寿司屋に行くと、日常では見かけない言葉に出会います。 まず暖簾にかかれている文字が”寿司”とは限らず”鮨”や”鮓”など変幻自在。 くずし字で書かれていて何と読むかわからない品書きであったり、魚へんの漢字が大量に書かれた湯呑み、ネタのグレードで値段…

ウマ娘のシンボリルドルフが使う四字熟語とその意味(その2)

前回記事の続きでございます。 快進撃を続けるシンボリルドルフ宛にある日ファンレターが届く。 自身を応援してくれているファンの期待に応えられるよう、一層精進を重ねると心に刻み込むのであった。 恐懼感激(きょうくかんげき) ありがたさに心が奮い立…